表現ひとつ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

2011年11月1日。
30歳の11月。
1,000日前。
姪っ子のリリィが産まれる前日。

表現は違えど、どれも僕にとっては同じ形過去のとある日を表しています。

こないだTwitterのダイレクトメッセージを眺めていた時の話。
そこに書かれていたのは最後にやりとりした「年月日」ではなくて、最後にメッセージをやりとりしてから「経過した日数」が書いてありました。

1日と言うのは誰しもが毎日体験しているから分かりやすい。
だから「1,000日経ちました」と書かれていると、なんだか随分と間が開いてしまったなぁ、そろそろ連絡とってみるかって気持ちになる。
なるほどなって思いました。

同じ日を表す言葉でも、表現一つで印象が全然違う。
他にも転職をした人には「まだ前の会社にいた頃」とか、結婚した人には「まだ独身だった頃」とか、そんな言い方もある。
日数なんかよりも、状態の変化の方がときの流れを感じる人もいるかもしれません。

時の流れだけじゃなくて、これも同じような話。
もらったお小遣いの残りを表現するときも「8割使っちゃった」と、「2割残っている」は同じこと。
さらには「2割”しか”残ってない」とも、「8割”も”使ってしまった」とも同じこと。

“しか”とか、”も”という言葉ひとつでも、向いてる方向は真逆になるからおもしろい。

状態はというのは起こってる現象でしかない。
その現象に解釈を入れて、そこに感情を込めるのは人間なんですよね。
なんだか感情って現象と必ず対になるように思えるけれど。
そしてその感情の込め方は、事実とは関係なしに自由に表現できる。

同じような暮らしや環境でも、楽しめる人と楽しめない人がいる。
それは、きっとこんな小さなことの積み上げも関係しているんだと思います。
言葉と感情の関係っておもしろいなぁ。

さて、今朝の横浜はほんのちょっとだけ涼しかったです。
涼しくて良かった。今週もはりきっていこ。

ウチヤマケンイチ
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