続かなかった、たくさんのこと。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

毎日ブログを書いていると、途中までしか書けなかった文章というのがけっこう出てきます。

そんな書き途中の文章もしばらくすればまた続きが書けかもしれないと、ひとまず保存をしておくのです。
そして後日、書ける時が来たら続きを書いてブログにアップしています。

途中までしか書けなかった理由はさまざまです。

書き始めたはいいけど、まだまだ考えが足りなくて書けない場合。
結構な文量を書いてみたけれど、大した展開もなくて途中でやめてしまう場合。
書き終わってみたけれど、やっぱり自分の本心ではないんじゃないかと思った場合。
あと、過去に書いたこととほとんど同じ内容だと気付いて途中でやめることもあります。

そんな途中の文章にあとから続きを書き足して最終的に完成することも、あるにはあります。
けれど、書きかけの文章というのは、減るよりも増えるペースのほうがずっとずっと早いのです。

今日、そんな書きかけの文章が数えてみたところ350を超えていました。
もはやこれをゼロにするのは、むつかしいかもしれません。

よくよく考えてみると、こんな風にちょっとだけかじったけれどそのままになっているのは、なにもブログだけじゃないなと。
むしろ、日々の行動ってそんなことの連続だと思うのです。

なにかちょっと試してみて、自分に合ってないと思ったらそれはひとまず置いといて他のものに手を出す。
お店、洋服、人付き合いなんかもそう。
けれど、その「選ばなかった」ということを意識しているかしてないかでいうと、無意識なことが多い気がします。
大抵のものはわざわざ「決別の判断」なんてしない。けれど、そのまま続きをやることは二度とない。

ブログだと、それが「書きかけの文章」という形で残るから自覚しやすいんですよね。
でも実は、日々の判断ってこんな風にちょっだけかじって続かないことの連続なんじゃないかと思ったのでした。

続かなかったものが実はたくさんあるということを自覚すれば、自分が選んだ物や事や人のことをもっと大切に思えると思うのです。

毎日、書き終えた文章もそれが大した内容ではなかったとしても、ちゃんと最後まで書き終えることができた時点で自分に合った内容ということ。
逆に、ずっと書き途中のままになって残りつづけている文章というのは、気にはなっていてもやっぱり自分には合っていない。
後から書かれた内容にどんどん抜かれているということですから。

毎日の暮らしの中で、新しい情報や出会いはいくらでもあります。
そんな中で自分が選んでいるというものは、無意識であれやっぱり自分に合っているものだと思います。

自分が選んでいるものをもっと大切にしたいです。
ただ、書き途中の文章の中に「後から完成するもの」がたまーにあるから厄介なのですけどね。

ウチヤマケンイチ
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