ニッカオフィス / knicka office 横浜の商店街で活動しているクリエイティブスタジオ

怒りの感情は必要か。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

怒りの感情は必要か。それとも必要じゃないか。

怒りや悲しみとよりも、できることなら喜び楽しみの方が良い。
ネットで「アンガーコントロール」と検索するれば、書籍やら講座やらたくさん出てきます。
どうやら世の中の人たちは、結構怒りの感情に悩まされているみたい。

では、怒りの感情は必要ないか。

僕は必ずしもそうは思っていません。
怒りの感情ってエネルギーに変えればポジティブな行動を起こすということも、結構あると思うんです。

芸術や音楽なんかがそう。
怒りの感情を糧にして、普通の人では描けないような世界を描く。
芸術家は不満や怒りを忘れたらおしまいだなんてことを聞いたことがありますが、怒りはそうやってエネルギーになりうる。

あと怒りのアンテナを張っておくことで、些細な物事に気づきやすくもなると思います。
おおらかな人って実は「見ない技術」に優れているとも言える。
要は嫌なところとか不満時に感じるところを、そもそも見ていなかったり。

ただ怒りというのはネガティブな感情ではあるので、やっぱりデメリットもある。
怒ってばかりでは健康面には良いわけがないし、気持ちの面でも自分にも相手にも良いものじゃない。
怒りはエネルギーに変えることも良いけれど、コントロールすることも大切なんだろうなと。

僕は、人よりも怒りっぽい方だと思います。
仕事をしていても、街を歩いていても、あと誰かと一緒にいても。しょっちゅう、イライラしています。
声を荒げたり怒鳴りつけるようなことはしていないつもりですが、ついイライラした態度をとったり、相手に注文をつけたり。

そんな僕ですが、この2ヶ月くらいの間、怒りをコントロールすることを試しています。
アンガーマネジメントというやつです。

いざコントロールしようとするとやっぱりむつかしい。
怒りというのは行動ではなく感情。だから「喜べ」とか「悲しめ」と言ってるのと同じで、意思の力ではどうにもならない部分があるのです。
「静かにしろ」みたいな行動はコントロールできるけど、感情は行動に比べてコントロールしづらい。

そんな中、書籍に書いてあったある方法が、僕にはとても効果的でした。
その方法とは、怒りの感情やイライラを覚えたとき、その内容をリストにメモをするというものです。
怒った内容や、そのときの状況。そして、その怒りのレベルを10段階で書くのです。

これはとても効果的でした。
リストをつけている間は、一旦起きた出来事を客観的に見られる。
そうしているうちに怒りは結構静まるものなのです。

まだ2ヶ月ですが、リストをつけるようになってからは幾分か世の中を冷静に見られるようになったと思います。

こないだ電車内で大声で話をしてる酔っ払いを見たときの話。
以前であればただイライラしていたところですが、その光景を冷静に観察できるようになったのです。
普段はイライラしている時間で、冷静にその状況を観察することができたんです。
ああ、自分も酔っ払っている時は同じことをしてるかもなと。

お酒を飲んで気が大きくなって、騒いだり悪ふざけしたり。
その時はたのしいけれど、まわりは嫌な思いをしているんだなと。
自分も同じようなことをしてたんじゃないかと、反省しました。
イライラしていたら、そんなことはできなかった。

怒りをコントロールすること。
それは何もエネルギーをただ消してしまうだけでなく、エネルギーをゆっくりと燃やすことなのかもしれません。
爆発するような燃え盛るエネルギーではなくて、ゆっくりと深く考えるエネルギーの使い方。

デザイナーというのはエネルギーも大切ですが、いかに世の中を鋭く観察できているのかというのもすごく大切です。
怒らない暮らしは健康にも良さそうですし、これからもしばらく怒りをコントロールしてみようと思います。

ウチヤマケンイチ
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