そっくりそのまま引っ越さない。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日、新しいパソコンがやってきました。
2年ぶりくらいの新調です。

ここ数年、パソコンってのはほんと高性能になりました。
だからパソコンを変えたからといって、何かが劇的に変わるわけじゃなくなってきてます。
でも、毎日がちょっと快適になって、そしてちょっと楽しくなる。
毎日使う仕事道具なので、贅沢させてもらってます。

新しいパソコンを使いはじめる時。
僕はそれまで使っていたパソコンの中身を、そっくりそのまま引っ越ししていたんです。

Macには標準の機能としてあるんですよね。
新しいパソコンにそれまで使っていたパソコンの中身をそっくりそのままコピーする機能が。

保存してあるファイルはもちろん、インストールしたアプリケーションや細かな設定なんかも引っ越してくれる。
ほんとそっくりそのまま、全てです。

僕は自分で追加するアプリケーションや設定が多いんです。
だから、このそっくりそのまま移動できる機能はものすごく重宝してきました。

ただ、これには弱点もあるんです。
それは便利であると同時に、「実は不要なもの」までそっくりそのまま引っ越ししてしまうということ。

もうずっと使っていないアプリケーションに、不要なファイル。
そんな物も含めて、とにかくなんでもかんでも全て引っ越しをしてしまう。

引っ越しのタイミングは、物を整理をするのに良い機会。
これは実際の引っ越しの際に言われること。
でもそれとまったく同じことが、パソコンの中身のような画面の中の世界でも言えるなって。

僕はついつい、なんでもかんでもそのまま引っ越してしまう癖があります。
持ち物はとりあえず全ての荷物を段ボールに入れる。そして、とりあえず全て運ぶ。
それを繰り返していると徐々に余計なものが溜まっていくんですよね。
水路の下に徐々に溜まっていくヘドロみたいに。

前回の引っ越しから一度も開けることがなく、次の引っ越しでもそのまま移動をするダンボール。
僕にはそういうダンボールがたくさんあります。
その中身の多くはもうきっと、不要な物なのかもしれません。

前置きが長くなりましたが、昨日届いたパソコンには丸ごと引っ越しはしませんでした。
設定に手間はかかりますが、久しぶりにスリムなパソコンになりそうです。

必要なアプリケーションやデータをひとつずつ選びながら、こつこつと環境を整える。
工夫をすれば身の回りの道具はかなり減らせることを再認識してます。

選択肢が少ないことは不便とは限らない。選ぶスレトスは減るし、便利になることすらある。

去年の春から続けている、毎日同じ服を着ることで得られた身軽さ。
今度はそれをパソコンの中にも導入しようと思います。

大きな道具箱に、厳選した道具だけを大切にしまう。
なんだか、心が軽いな。

ウチヤマケンイチ
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