自分でやり方を考える。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

とある予備校のテレビCM。

「その通りに勉強すれば自然と伸びていったので、そこが良かったですね」

話しているのは一流大学に合格した予備校のOBみたい。

確かに受験勉強って、何度もやるもんじゃないから要領の良いやり方はなかなかわからない。
だから、正しいやりかたを誰かが示してくれて、そこに向かって努力すれば結果が出るならそれはすごく安心なこと。

でも、この一流大学に受かった子がこれからもずっと優秀であり続けられるかどうか。
そう考えると、それはちょっと不安だなって。

僕は自分の頭でやり方を考えることが、とても大切だと思っています。

例えば、予備校に通えなかったので、自分で工夫をして大学受験をしてみたとか。
あと、自分が正しいと思う勉強法を見つけて実践してみたとか。
もっと言えば、その勉強法を友達にも共有してみたとか。

もし、それで結果が出なかったとしても。
それでも、10代の頃の訓練としてはそっちの方がよっぽど将来性があると僕は思うのです。

大学進学の受験勉強。
それをいつ始めるかは人によって違うでしょう。

仮に例えば高校に入ってすぐに始めたとする。
それでも、たった「3年間」ほどの勝負です。

仕事を始めると、この3年の周期なんてすぐにやってくる。
そんな短期の勝負に1回勝っただけというのが、受験勉強だと思うんですよねぇ。

言われた通りにやって伸びる能力。
それは、そもそもの基礎体力があったということを証明しているだけなんじゃないかなと。
もともと「大きな器」だったところに、言われた通り「正しい水の注ぎ方」をしてみたら「うまくたくさん入りましたよ」ってこと。

一方で、器の大きさをなんとか大きくする方法とか。注ぎ方そのものも考えるとか。
「実はたくさんの水を入れることが勝利ではないんじゃないか」と、ルールそのものを見直してしまうとか。

そういう自分でルールとかやりかたを作れる方が、仕事をしていく上ではずっと大切だと思うのです。
大学を卒業したあとは、ずっと仕事をしていくわけですから。

ということで、受験生たちがんばれ。

無責任なことを言えば、僕は自分なりのやり方があって良いと、そう思います。

ウチヤマケンイチ
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