変わらずドラえもん。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日、ドラえもんの映画を見ました。
テレビでやってたんですよね。

随分と久しぶりのドラえもん。
とは言っても、キャラクター自体は今だってちょくちょく見かける。
改めてすごい漫画であり、アニメだなって。

昨日見たドラえもんは、僕が子どもの頃に見ていたやつとは随分と違う感じでした。
画はCGだし、声優さんも変わっているし、テーマ曲だって違う。
そもそもタイトルが英語だし。それも、僕が知ってるドラえもんとは違う感じ。

それでも。
描かれている世界は、ちゃんと僕の知っているドラえもんでした。
子どもの頃に見たやつ同じで、安心感とそして懐かしさまであった。
ほとんどの要素は違うというのに、なんで別物にならなかったんだろう。

デザインをしていると、そこに生み出される世界観というのはとても意識をします。
そして、その世界観というのは、使用する色や形、そして登場人物といった個々の要素だけでは決まりません。
それよりも、その全体で生み出されている空気感みたいなものが、大切だったりします。

今回の映画にはその、僕が見たドラえもんと同じ空気感が流れていました。
きっと制作に携わった形は、相当に配慮されたんだと思います。
オリジナルに対する敬意を感じました。すごいなぁ、と。

子どもの頃に見たドラえもんの像ってもの、今の自分の中にもある。
そんな像を引き出しの奥から引っ張り出しながら、大人になった今、最新の映画を見る。

きっと、いま目の前で流れている映像や音楽だけじゃなくて、それを見ている人の記憶もそこに被さってくる。
そんなことも、懐かしさを覚えた理由かもしれません。

子どもの頃に触れた漫画やアニメ。
それって、その後の考え方とか生き様のベースになることって多いと思うのです。
そういえば、子どもの頃はドラえもんをビデオテープに録画して、何度も繰り返し見ていたっけな。

だから、子どもの頃に見てそれっきりでも。
きっと、今日の自分の中に生きているものってたくさんあると思うのです。

そうそう。
昨日はしずかちゃんのお父さんがしずかちゃんに語りかけるシーンで1回。
そしてドラえもんが戻ってくるシーンで1回。
合計2回も泣いてしまいました。

そして、僕もしずかちゃんと結婚がしたいです。

ウチヤマ ケンイチ
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