もっと誰でもデザインを。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

インターネットの誕生で、この世の中にデザインする機会というものが随分と増えました。

例えば、Facebookに自分が撮った写真を載せたり。
あと、コメントを書き込んだり、ブログを書いたり。

そうそう、ここで言ってる「デザインする機会」ってやつ。
それはなにも、グラフィックデザインのようなデザインのことだけじゃない。
あと他にも、仕事で企画書を書いたり、社内で発表をしたり、メールを書いたり。

そうやってなにかをアウトプットすること。
それはすべて、広い意味でデザインだと思うのです。

そうそう。
職業としてもデザインをする人は増えた気がします。
現代は、ウェブサイトの数もサービスも、ものすごくたくさん。
昔のメディアの数とは、もう比べ物にならないもんなぁ。

僕は子どもの頃から、絵を描いたりデザインをすることが好きでした。
だからずっとデザインをする機会はたくさんあった。好きでもあるし。
それが今はだれでもかれでもデザインをする機会が増えたんだから、これは大変なことだなって。

メールひとつにしても、企画書ひとつにしてても。
それが対面であれば、ジェスチャーを加えたり、相手の反応を見たりして補強もできる。
そして、瞬時に方向を変えたりとか、また別の方法をとったりとか。

けれど企画書にしても、ブログにしても、SNSへの投稿にしても。
まず最初は、1つのパッケージにして発信をしなければならない。
情報を整理して、課題を見つけて、論点を見つけて、そしてそれをデザインで解決する。

そんな風に環境が変わった現代。
デザインのやり方ってやつを、もっとたくさんの人に知ってもらいたいなぁ。

繰り返しになりますが、デザインというのはいわゆる「デザイン」だけじゃない。
それはPhotoshopの使い方がわかるとか、現実であればペンの持ち方を知ってるとか、そういうことじゃない。

情報を整理して、組み立てて、相手に伝えるという「デザイン的な考え方」のことです。

でも普通に暮らしていたら、デザインやり方なんてそうそう教えてもらえないですからね。
それは学校でも。学習塾でも。

数学だったり、社会科だったり、美術だったり。
そういう教科を通じて、間接的に学ぶことはできるんですけどね。

さて、今日はデザインの勉強会で登壇をしてきました。
こういう勉強会、当たり前だけど参加者はデザインをしている人がほとんどです。

でもこういう話をもっと、一般の人たちにも伝えていけたらなと思う。

きっと他の専門スキルもそうなんだろうな。
例えば、金融のスキル。
もっと普通の人がたちが基本的な金融の知識があるならば、きっともっと家計のやりくりがうまくいくのにな、とか。

もっとみんながデザインがうまくなれば、きっと世の中はもっといい場所になると思う。
だから、自分の好きなことでもあるし、役に立ちそうだと思うし。

それをもっと共有したい。
デザインの力はすごいんだよ、って。

ウチヤマ ケンイチ
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