花火が打ち上がる夏までに、特等席を準備しておこう。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

会社員をおやすみさせて頂いていたこの1ヶ月。
この1ヶ月は、仕事場兼自宅であるうちの建物の片付けがいろいろと進んだ1ヶ月でもありました。

通称、ちいさなビル。
ここに引っ越してきたのは5年ほど前のことです。

当時、物件を探していたとき。
この建物を見た瞬間、気に入った点がいくつもあって胸が高鳴ったのを覚えています。
その中でも、みなとみらいエリアから近いこと。そして、背の高い建物だったのが良かった。

うちの建物は、周りの建物に比べると頭ひとつ大きいんです。
そのほとんどが3階建てという地域の中で、前のオーナーさんは屋上に4階を増築していたんです。

だから、建物を譲ってもらう前から描いていたことがあります。
それは、建物の屋上からみなとみらいの花火を見ること。

打ち上げ地点まで2〜3km。目の前を遮る建物はほとんどない。
だから、ほんとによくみなとみらいの花火大会が見えるんです。
ようやく片付いた建物で、今年の夏こそは花火を見たいなと。実はいまだ1度しか見れてないんですよね。

花火といえば、以前NHKのプロフェッショナルで見た花火師さんの話を思い出します。

大きな花火の中で、1つ1つのちいさな火花を生み出している星と呼ばれる粒。
その一粒は、毎日0.5mmずつしか大きくできないんだって。

それを長い期間をかけて育てていって、大会で一気に打ち上げる。
育てた花火が打ち上げるとき、花火師さんはさみしさを感じるけれど名残惜しさがあってはダメ。
潔さがないと、記憶に残る花火にはならないって。

次の花火は、4ヶ月後くらい。
もうきっと、準備も始まっているんだろうな。

うちの建物も、片付いてきたとはいえまだまだです。
おやすみが終わって普段の生活に戻ってからも、止まらずにしっかりとつくりあげていきたいと思っています。

そして、花火が打ち上がる夏までに、特等席を準備しておこう。

ウチヤマ ケンイチ