社会人に与えられているステージの変化。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

街中でも、タイムラインでも、卒業式を迎えた学生さんを見かけます。
そうか、卒業式の時期なんですね。

僕の知り合いの学生さんの中にも卒業する子が何人かいて、みんな社会人になっていく。
学生から社会人への変化は、これまでのどの節目とはきっと違うものでしょうね。

僕も、次の4月から社会人の10年目が始まります。
もう丸9年、社会人をやってたんだな。

9年といえば、小学校に入学した子どもが中学を卒業までと同じだけの時が流れたということ。
社会人には、明確な区切りも、卒業もないから、なかなか意識してこなかった。
なんだろう。3月から4月に変わることは、ただ期が変わったというくらいの認識になってました。

それはそれで正しい。
別に学年が上がったからとか、卒業をしたからといって自分の何かが変わるわけじゃないしね。

むしろ人の変化は連続的で、毎日起こること。
学年のような階段状ではなくて、緩やかにつながった曲線を描いてる。

連続でなだらかな変化は、今いる場所を意識しづらい。
中学や高校の時のような新入生とか、後輩が入ってきた自覚とか、高学年になった責任とか。
そんな外からの明確なステージの変化は、自分を変化させてくれる実は便利な仕組みだったなと。

学年以外の変化で、社会人に与えられているステージの変化はなんだろう。
20代、30代、40代といった年代の変化とか、あとは60歳を超えて仕事を辞めるときくらいかな。

なんだかちょっと、もう少しくらい細かなステージの変化を外から与えてくれてもいい気がする。
人生の最初の1/4は、細かくステージが分かれているんだから。

昔は年功序列と終身雇用という制度が、学生を終えた後も一緒に伴走してくれたのかな。

僕はそういう会社を選ばなかった。
けれど、実は道しるべとなって人を成長させてくれる、そんな仕組みでもあるのかなと。
ふと、そう思ったのでした。

ウチヤマ ケンイチ