任天堂のアプリ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

Miitomoというスマートフォンのアプリ。
ひさしぶりに魅かれるアプリに出会いました。

高機能だったり、デザインが良かったり。
そんなアプリはたくさんあるけれど、この「魅かれるアプリ」っていうのはなかなかない。

Miitomoはアバターを使ってコミュニケーションをするアプリです。
つくったのはあの任天堂。

任天堂はこれまでゲーム機本体もつくってきた企業。
だから今回スマートフォン向けのアプリをつくることには賛否どちらの意見もあったそうです。

でもこのアプリに触れたあと、僕は思わず3DSの本体を買ってしまいました。
正直、あまりゲームはやらないんですけどね。
でも優れたプロダクトにもっと触れたいと、改めて任天堂はすごいなと。
そんな気持ちから、つい買ってしまったのでした。

なぜこのアプリに魅かれるのか。
それは、きちんと細部まで丁寧な編集がなされているからだと思うんです。

画面の見せ方にしても、音楽にしても、デザインにしても。
世界観がきちんと統一されていて、けっして安易に他のサービスの真似をしようとか、そういうことがない。

機能面やグラフィックの綺麗さでいえば、もっとすごいアプリはたくさんあるんですけどね。
でもそうではない。なんだろう、丁寧に編集された「作品」に触れているという感覚が他と違って特別なんですよね。

その他多くのアプリは、機能や情報量はすごくても、機械的に整理された情報の羅列に見えることがある。
「作品」と呼べるようなアプリって、最近はほとんどないんじゃないかなぁ。

そういえば、WiiやDSの時も任天堂は同じようなスタイルでした。
そうやって自分を見失わずにモノづくりができるってほんとかっこいい。

僕も作品と呼べるようなデザインをしよう。
子どもの頃から魅かれ続けてる任天堂の作品に触れ、そんなことを思ったのでした。
同じアプリをつくる人間としてね。

ウチヤマ ケンイチ