黙々とルールを守り続けて、でもいざというときにはあっさりとやぶれる。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

織田信長のご子息である織田家が、400年の伝統をやぶったそうです。

これまで400年間、男性の名前には代々、”信”という文字を入れていた。
そのルールを今の代で終わりにしたって。

理由は、織田信長の子孫であるよりも、個人として生きやすくしてあげるためだそう。

これって、すごいことだなと。
一度決めたルールを守り続けるのは、むつかしい。
でも、それよりむつかしいのは、いざというときは自分の意思でルールをやぶれるということ。

僕はこの4年間、毎日ブログを書いてきました。
その間、休まずに毎日続けるのはなかなか大変なことでした。

ただ振り返ってみると、ルールをやぶらなかったことは、事を簡単にもしていた。
むしろ、もっと自分の意思が強かったなら、本当に大切なことがあった時にルールをやぶることができたんじゃないかと。
いまになって思うんです。

ルールをやぶらないのは実は意外と簡単なんです。
考えることはせず、ルールを制約事項と捉えて、頑なに続ければいいんだから。

どんなに忙しくても、大切なことがあっても、機械のように続ける。
これは意志の問題で、考えることは少ない。

逆に、続けてきたことをやめる判断や覚悟。
一度ルールをやぶればそこで線が引かれるから、それ以降の判断や行動にも影響を与える。
漫画のスラムダンクで魚住がファウルの線を引いたように、その線を自ら引くことはとても勇気がいるなと。

ただ辞めるのは簡単だけれど、意志を持って辞めるのはむしろ、ずっとむつかしい。

これからも毎日書くことを辞めるつもりはないですが、いざというときにルールをやぶれる強さがあるかといえばまだまだだなと。
僕にはまだ、例外を持ち込むほどの余裕がない。

黙々とルールを守り続けて、でもいざというときにはあっさりとやぶれる。
そういう人に憧れるのでした。

そういえば、プロ野球の金本選手がそうだった。

ウチヤマ ケンイチ