社会人になったからといって自由を失ったわけじゃなかった。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

世間では、明日からゴールデンウィークというところも多いみたいですね。
僕はリクルートという会社でサラリーマンもしているのですが、そちらは明日から10連休です。

連休をむかえるたびに思い出すこと。
それは学生時代に、「社会人になったら、なかなか旅行とか行けないよ」って話を聞いていたこと。
でもいざ社会人になったら、全然違うじゃんって思った。

休みも普通にとれるし、旅行にだって行ける。
僕の環境が恵まれているというのもあるかもしれないけれど、少なくとも社会人になったからといって自由を失ったわけじゃなかった。
むしろ、バイトをしながら学校に通っている学生さんの方がよっぽど忙しいんじゃないかと思うんです。

社会人になれば、友だちと休みが合わなくなったり、家庭を持てば休みでも自由に使える時間も少なくなる。
そんないろいろなことを含めたら、たしかに「学生の頃のようにはいかない」わけですが。

でも現実には、労働時間って年々減ってきている気がするんです。
残業はさせないし、有給も推奨する。
バブルの頃は「24時間戦えますか」なんてキャッチフレーズの栄誉ドリンクのCMがあったけれど、いまじゃ法的にひっかかっちゃうよな。

最近では学生をしながら起業をしてる人もいる。
一方で、学生を終えてもあまり働かない人もいる。

どちらが正しいとかではなく、ただ、学生から社会人になるということだけで、何かがガラリと変わる時代ではなくなるんだろうなって。
学生を下に見たような社会人側の言い分は、そろそろ通用しなくなる。今はまだ、一部の人たちの話なのかもしれないけれど。

忙しい人はいつだって忙しいし、自由な人はいつでも自由。
なんだかほんとうにいろいろなことが開放されていって、生き方のバリエーションや格差はどんどん広がっていくんだろうなと。

長期の休みを前にして、そんなことをふと思ったのでした。

ウチヤマ ケンイチ