いつもの生活の中に小さな自然を取り入れる。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ずっと空きっぱなしにしていたオフィスの小さなテラス。
そこに、先日小さなもみじの木を置きました。

今はまだ鮮やかな黄緑色。けれど形はちゃんと紅葉の形をしていてかわいい。
秋になればこの葉っぱは赤くなって、そして落ちるんだって。

毎日水をあげなきゃならないけれど、楽しみが増えました。

こうやってひとたび意識しはじめると、他の草木も気になってくるもの。
商店街を歩くたびに、道沿いの植栽や花屋さんにあるアジサイや朝顔に目がいってしまって、まさか自分がそうなるなんて思ってもみませんでした。

桜とか、アジサイとか、そんな季節の草木や花には有名な場所があります。
テレビや雑誌なんかでも特集されていて、そういうところには各地から人が集まってくる。

もちろんイベントとしてそういう場所に行くのも楽しいもの。
けれど、なんだか小さくてもいいから、いつもの生活の中に四季を取り入れたいなと思うんです。
ニュースで開花したことを知って普段行かない場所の花を見る。それよりも、一緒にいた草木にある日花が咲いた瞬間を自分で見つけること。

そのほうが、花との関係というか、付き合い方として、なんだか正しい気がするんです。
ただ単純に、僕が人混みが苦手ということもありますが。

そういえば、うちの商店街のアーケードにはツバメの巣ができてました。見つけたのはいまのとこ2箇所。
どちらの巣も前を通ると、雛鳥たちが大きく口を開けて鳴くんです。

ちなみにツバメの巣がひと目につく場所にあるのは、人をガードマン代わりにしてカラスなんかの外敵から身を守るためなんだって。
なんだかしたたかながら、かわいい。人間のことは信用してるのか。うちの軒先にも巣をつくってくれないかな。

電気も水道もない自然で暮らしたいとはまだ思わないけれど。
でも、いつもの生活の中に小さな自然は取り入れたいなと、そう思う今日この頃です。

ウチヤマ ケンイチ