言い方ひとつにも、その人の人柄がよく表れる。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日、とあるイベント会場でのこと。
一番後ろでイベントを眺めていたら、係りの人がやってきてこう言うんです。

そこの壁に寄りかかられますとプロジェクターが揺れてしまうんです。
たくさんの方が映像をご覧になられていますので、寄りかからないでいただけますか。って。

僕、気づいてなかったんです。ごめんなさい。
で、このとき言い方っていうのは大切だということを思い出しました。

たくさんの方がご覧になられていますのでって、それじゃまるでわかっていたのにやってたみたい。
イベント会場ということもあって声も結構大きかったんです。

ただ僕自身、社会人になりたての頃はよく人に対して「大きな声」で注意や意見を言ってたんです。
人前であっても、メールの宛先にたくさんの人が入っていてもお構いなしでした。

それが正しいと思っていたんです。
でも、これが非常によくないことだというのを後に知るわけです。

大きな声だったのは、正義感の充足だったり、自分はわかってるアピールだったりと、よこしまな気持ちがあったんですよね。
ただ純粋に相手に動いてもらいたいなら、こっそり伝えた方がよかったりする。

今でも失敗することはありますが、ひさしぶりにそんなことを思い出しました。

言い方ひとつにも、その人の人柄がよく表れる。
そんなことを意識できるようになっただけでも、社会人10年やってよかったのかもな。

ウチヤマ ケンイチ