いつも通り、いつも通り。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

もうずっと昔から、思い描いていたこと。
それがいざ目の前のことになると、意外と普通だったりする。

この10年の間ずっと準備していた生活が、この11月から始まります。

もっと感慨深かったり、うれしさに歓喜したり。そうあってもよさそうなものだけれど、意外とそうでもないもの。
いまこの状況を、普段と同じように見ています。

長い時間をかけて徐々に近づいてきたことは、いいことでもわるいことでも、なんだか頭も身体も慣れてしまっているのか、特別な心境にはならないのかもしれません。
茹でガエルの法則は危機的な状況を表すことに使われるけれど、それはたぶん、夢や理想に近づく場合にも当てはまる気がする。

オリンピックの結果のように、最後の最後に結果が出るまで非連続の変化というか、あることがきっかけになって突然にその流れが途切れてしまうようなことであれば、ゴールに到達した時の喜びは一気に押し寄せる。
そんな爆発的に起こる喜びというのは、きっと大きな不安や緊張とセットで存在するものなんだろうな。

一方で、一段一段重ねてきたことが目的に達する場合は、心境もグラデーションのように変化していくというか、まさに茹でガエルのように変化に対する緊張もなくて、不安も少ない。

僕はそういう道を歩く方が好きだったみたいです。
ひとまずはいつも通りやっていこう。いつも通り、いつも通り。

ウチヤマ ケンイチ