M-1グランプリを一気に観た。10年分。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

こないだから観始めた過去のM-1グランプリ。
2001年から2010年までの全10大会分が観終わりました。

M-1グランプリって、きっと格闘技の大会を参考にしてるんですよね。
僕は格闘技の大会も好きでよく観るのですが、全体の演出もそうだし、場が持つ緊張感もそう。
出場している漫才師さんたちも「M-1は祭りではなく戦いだ」とコメントしてる。真剣勝負なんですよね。

笑いと緊張って逆のようできっと近いもので、だからそんな真剣勝負の演出は相性が良いのだと思います。
もともと芸人という職業はかっこいいと思っていたのですが、全てのM-1を観て改めてかっこいい職業だなって思いました。

10年分をまとめて観たことでわかったのは、同じ大会のようで毎年少しずつ変化してるということ。
漫才師さんの紹介VTRや、勝敗を決めるルール、審査員に舞台のセットなんかもちょっとずつ変わってる。
年に1度観ているだけならわからないような些細なことでも、こうやって積み上げているから一流の大会であり続けたんでしょうね。

今回ひさしぶり観た大会もあったのですが、ちょっと記憶とは違っている部分もありました。
きっと視聴者には、それぞれにM-1観がつくられているんだうな。

そのものの魅力だけじゃなくて、受け手が自分の想いものせてつくられるもの。
そういうものはすごく強いなと、そう思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ