鉛筆って懐かしい。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近の小学生はHBではなく2Bを使っているんだとか。先日聞いた、鉛筆の話です。

学校で使う鉛筆といえば、僕が子どもの頃はHBが標準でした。
色の濃い2Bは、人と違いを出してみたり、あと絵を描いたりするときの為のちょっと特別な鉛筆だったという記憶があります。

家の道具箱で4BとかFの鉛筆なんかを見つけたときじゃ、そりゃもう珍しかった。
そういえば、Fって色が薄すぎて使い物にならなかったな。

そういえば、HBって単語をひさしぶりに聞いたなーと思ったのですが、そもそも鉛筆の存在自体が随分とひさしぶりでした。

小学生の高学年くらいに鉛筆からシャープペンに変えて、その時はなんだか大人になった気がしたものです。
それからしばらくすると手書きといえばボールペンばかりになり、そして最近じゃそもそも手書き自体をしなくなってた。

その反動で手書きが恋しくなったのが数カ月前。今では毎日万年筆で手書きをしてますが、そういえば鉛筆ってのもあったなと。
鉛筆を削る感触とか、削りたての鉛筆で書くときの楽しさとか、そういえば忘れてた。

いろんなことが便利になりすぎて、逆に昔の道具が使いたくなるなんておかしな気もするのですが、でも結局はそういうことだと思うのです。
着物を着たり、下駄や草履を履ている人をたまに見かけますが、なんだかそういう人の気持ちもわかる気がしたのでした。

ウチヤマ ケンイチ