抜けているところに魅力がある。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

アプリのデザインしてもSNSの写真にしても、最近はどれもクオリティが高くて驚きます。

一見するとプロが手がけたようなレベルのものでも、実はそうでなかったりすることも多い。
それはデザインや写真加工をするツールの進化もそうだし、あとは一般人のデザインスキルというか、センスのようなものが上がっていると思うのです。

そんな中で綺麗すぎる写真や整いすぎてる文章は、なぜか逆に惹かれなかったりする。
それよりもどこか抜けていたり、突っ込みどころのあるほうが魅力的だったり。

実際、世の中で支持されてるデザインも、人気のあるユーチューバーも、シェアされてる写真も、どこか隙を感じさせることが多いもの。
僕もUIデザインをするとき、意図的にデザインを崩すことで視線を集めることがあるのですが、なんだかそれにも通じるものがある気がするのです。

クラスで人気があった子って、きちっとしてる優等生というより、たいていは不良だったり、お笑い担当だったり、そんなタイプでした。
たぶん人は、完璧ではなくて、それでいて魅力があるものに惹かれるんだろうと思うのです。
それを意図的に作り出すのもプロの仕事ですが、素人の純粋なそれには真似のできない魅力があるんだよなと、そう思うのでした。

さて、いま大磯にいます。
町としての魅力というのも、そんなどこか抜けてるところにある気がするのです。

ウチヤマ ケンイチ