撮りたいモノを撮ることにしました。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

写真の練習を始めて2日目。
下手に良い写真を撮ろうなんて考えず、まずは撮りたいように撮ることにしました。

縦横のサイズに色味とか、なんだかいろいろな設定があるけれど、ひとまず気にしない。
その方が長く続きそうだし、それは結果的に上達にもつながるかと思ったんです。

大した答えも持っていないなかで「この構図はありがちだな」なんて考え出すと途端に撮影が止まっちゃう。枚数も伸びないんですよね。
たぶんそんな風に頭で考える必要が出てくるのは、きっと知識も経験も増えたあと話なんだろうな。

大学生の頃の話。建築学を専攻していた僕は当時、建築家の作品をなるべく見学しないようにしていたんです。
それは単純に学業よりも遊ぶ方が楽しかったというのもありますが、あと「人の作品に影響されたくない」というのが一応の理由でした。

いま思えばそれはあまり正しい選択ではなくて、最初は様々な作品を知ることで世の中の標準を知ったり、基本的な知識をつけるべきでした。
今の僕が当時の自分に会えるなら、作品に触れないことで影響を受けなようにするのではなく、影響されないくらいにたくさんの作品に触れたほうが得策だよと伝えたい。

年を重ねて、だんだんと学習するコストが低くなった気がします。それはきっとこれまでいろんな失敗をしてきたからだな。
人生4周目にして、今更になって学ぶことが楽しいのでした。

ウチヤマ ケンイチ