平成30年1月12日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

はじめて美術品の類を買ってみました。

これまでもアートは好きでしたが、買うのは広く流通している作品集ばかり。
芸術を鑑賞するというよりも、どちらかと言えば勉強するためのテキストとして眺めていました。

でも今回買ったのは作家さんの直筆サインが入った「作品」なんです。
肉筆の絵は到底買える値段ではないのですが、部数が限られているシルクスクリーンだから本屋に置かれている作品集とはちょっと違う。

いわゆる美術品としての価値がのっかっているものを買うということ。それってどういう意味があるんだろう。
汚れたり、折れたりすることを気にしないでガンガンその作品を眺めるのであれば、作品集の方がずっといい。
実際、今回買った作品も持っている作品集に収録されているから、いままでもいくらだって見れたんです。

それでも作品集と実際のその作家さんが「作品」とした物の間には大きな違いがある気がします。
それはその物体が「情報」なのか、「作品」なのかの違いなのかなと。
作品にはただその絵が持っている画像データとしての情報だけではない、想いというか、魂のようなものが入っている気がするんです。

アートを宝物のように崇めて大切にしすぎることはちょっと違うと思うので、今回の作品も普段生活してるリビングにでも飾ろうと思ってます。
なんだかちょっとだけ生活が楽しくなりそう。それが嬉しいのです。

ウチヤマ ケンイチ