平成30年4月5日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

こないだ書いた時間の「空き」こと。
あれって30分とか、1時間とか、そんなまとまった時間もそうなのですが、1日の中にはほんの数分のちょっとした空き時間も結構あるなと思ったのです。

駅で電車を待つ時間、ランチで料理が来るまでの時間、あと寝る前のちょっとした時間。

こういう時、僕はスマホを取り出して、読みかけの本を読んだり、株価を調べたりしてます。
それはそれで有意義なのですが、実はこんなすきまの時間を空けたままにしておくというのも、実は必要なんじゃないかと思ったんです。

なにもしない時間。「空き」のままにしておく時間。

なにもしないことは、次のなにかをするための準備になる。
音楽も無音の瞬間があるからリズムが生まれるし、写真も余白があるからこそ構図がきまると思うのです。

せっかちでつい埋めてしまう空き時間。
携帯電話を手にした20年前から、もうずっと小さな余白のことを忘れてしまっていた気がします。

慣れていないと「なにもしないこと」がなかなかできない。
むしろ最初はなにもしないということを、努力して取り組まないとならないのかもしれません。

意識して用意した「大きな空き」には新しいなにかを入れ、つい埋めてしまっていた「小さな空き」はリズムをつくるために空けたままにする。
なにもしないということは、現代の大人にとってはむつかしい。そう思う今日このごろです。

ウチヤマ ケンイチ