平成30年6月6日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

フリマアプリのおかげで、古道具探しの幅が随分と広がりました。

これまでは古道具屋さんを自分の足で回って探していたんです。
ただそういったお店には当然大型店もなければ、店がある場所もばらばら。

古道具は別に急いで買うような物ではないから特に不満もなかったのですが、選択肢が限られていたのはたしかでした。
まぁ逆にいえば、一期一会の楽しみがありました。

いざフリマアプリで個人から直接古道具が買えるようになると、選択肢も広がるし価格も安いこともある。

何十年も前の道具箱とか、アンティークと言われるような家具とか。
そういう物って、ともすれば自宅の物置に眠ったままになったり、たとえ発見されたとしてもそのまま処分されてしまっていたと思うんです。
それが今ではこうやって欲しい人に受け継がれるんだから、フリマアプリは偉いなと思う。

古道具に限らず、フリマアプリのおかげで中古品の流通は一気に増えたと思います。
元々中古が好きな僕は、ますます物を新品で買うことがなくなりました。

けれどこの状態って、本来は新品で買うはずだった別の何かが売れなくなっているということだと思うんです。

じゃんじゃん新しいものを作って、消費していけば、環境には優しくないだろうけれど、経済は活性化する。
結果的にはどちらがよいのか分かりませんが、人と物の付き合い方はどんどん変わっていくんだろうな。

ウチヤマ ケンイチ