平成30年6月9日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日、アメトーークでやってた「(仮)バラシ芸人」という回がおもしろくて、もう何度も観てます。

今回のくくりは番組のキャスティングをする際にキャンセルされがちな芸人さんたち。番組の中では「補欠」と呼ばれてました。
皆さんいじられキャラで、それが補欠という表現とぴったりでほんと面白かったんです。

けれどよくよく考えると、どの芸人さんもテレビでよく見かける人ばかり。
そこは結局のところ芸人としてのピラミッドの、先っぽの中での話だなと思うわけです。

売れてないことを嘆いておもしろいのは、実際にはその人たちがちゃんと売れてるから。
これが本当に視聴者が知らないようなまったく売れてない芸人さんたちが出てきたら、それはもう成立しないと思うんです。

なんだか、ふと「進学校のビリ」が思い浮かびました。はたしてその人は賢いのか、そうでないのか。一方で、ビリ高校のトップは優秀なのか。そうでないのか。

進学校で、さらにトップとなれば、それはもう文句なしに素晴らしいわけです。
一方で、賢い学校に入ったのにビリという、その隙というか、不完全さというか、そこには妙な魅力があると思うんですよね。

それが入り込む余地となり、親近感にもつながる。

どんなにすごい人でも、ダメなところがあるほうが親しみやすい。
逆に、ダメダメな人だって、ひとつ良いところがあると、途端に魅力的なんだよなぁ。

ウチヤマ ケンイチ