平成30年6月14日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

人は理屈では動かない。
正論で人を動かそうとする奴はダメなやつ。

社会人になりたての頃に先輩に言われたこと。
若い頃は、そんな事実がどうしても納得いかなかった。

やっぱり、正しいことは正しい。
その場の雰囲気とか、遠慮に流されて、黒を白と言う。そんな大人の対応がカッコ悪かったし、許せませんでした。

けれど年を重ねて考え方も変わってきた。
その場の状況や相手の気持ちを考えて行動しないと、もめ事ばかり増えてしまう。やっぱり、人は理屈では動かなかったんです。

自分自身、真正面から正論を言われるのはすごくイヤ。
正論を言われるときというのは、えてして僕自身が間違っているということが多いから。

でも、そもそも、その正論って一体誰が決めたんでしょうね。
そして、その正論は、本当に正しいことなのか。

実際のところは、正論ってしっくりこないことが多いもの。
感覚だけで評価をしていいなら、正論こそ間違いで、本音こそが正しい。しっくりくる。

本音は、理屈と、ケンカしがちです。
それでも仕事であれば、理屈の肩を持たざるを得ないことがある。でも個人的なことなら本音の方に流されてみたり。

常識とか、正論とか、いっけんすると正しそうなものって危ないなと。
実はそれって誰も支持していなくて、誰かの本音こそ尊重してあげるべきなんじゃないかった。

中身にもよるけど、そう思うようになったのです。

ウチヤマ ケンイチ