平成30年9月9日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
日本人が初めてテニスのグランドスラムで優勝したとニュースになっていました。

このニュース、いろんな意見が出てるみたい。

大坂選手の国籍は日本で、出身も日本。母親は日本人で、スポンサーも日本。
一方で、いま住んでいるのはアメリカで、父親はハイチ系アメリカ人。日本語はあまり話せなく、アメリカの国籍も持ってる。

ようは日本人じゃないといっている人も、いやいや日本人でしょうといってる人もいる。

僕も違和感を覚えたのですが、それはたぶん「日本人初」というところ。
これって、これまでの日本選手の歴史というか選手と結果的に比べている表現で、それが変だなと感じたんだと思います。

元々の身体能力もスポーツをする環境もそれぞれ違う。そして、それには国籍が多分に影響していると思うんです。
ただいろいろと状況も違う中で、今までできなかったことが今回は起きたともとれる表現に、いや少し状況は違うよね、と感じました。

そもそも国とか国籍なんてものは後から人間がつくったものだし、帰化した選手も他の国の代表になれる。
僕個人としては、「日本人初」という表現自体があまり意味がないんじゃないかなと思うのです。
これまで優勝した人物の中で日本国籍をもつ選手は初だった、というデータに過ぎないのかなと。

国籍の持つ意味って、たぶんどんどん変わってる。
そういう時には、いろんな意見がでるよね。

ウチヤマ ケンイチ