平成30年9月24日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
この春からオリジナルの書体デザインに取り組んでいます。

書体デザインというのは、本や新聞に使われる文字とか広告の見出し、あとテレビのテロップに使われてる文字のデザインのこと。
このブログの文字もそうで、フォントなんて言われることもあります。

これまで考えたこともなかったのですが、こういう文字もひと文字ひと文字、誰かがデザインしてるわけです。
そんな文字のデザイン。これまで分からないなりにとりあえず手を動かしながら考えてきました。

ただこれがどうにも上手くいかない。いや、まったく上手くいかないのです。
それで今はひとまず書くことはやめ、色々な書体デザインをじっくりと眺めながら勉強をしています。

学生の頃はオリジナリティが出すためと、人の作品を勉強することをサボってたんですよね。
けれど、知識がなければスタート地点にも立てないと大学の6年をかけて学んだのでした。随分とかかったな。

それにしても生まれてこのかた毎日のように文字を見てきたというのに、いざその文字がどんな形をしていたかと思い返しても、それがどうにも分からない。
さんざん文字を目にしてはいたけれど、結局それは文字の形ではなく記号としての意味をくみ取ってただけだった。

同じモノを見ていても、意識次第で見えてくるモノは変わる。人によって見えてるものは違う。
それって、ほんと不思議なことだよなぁ。

ウチヤマ ケンイチ