平成30年10月6日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近デザインをしていて、むつかしいと感じることが増えました。

思い当たることがいくつかあるんです。

会社員を辞めたので、自分ひとりで情報を得るようになったこと。
ウェブやアプリが多種多様になって、ワンパターンでは良いデザインができなくなったこと。
歳をとったことで、自身の感覚で若い世代が求めているデザインがわからなくなったこと。

デザインを生業にしているので、「むつかしくなったから良いデザインはできませんでした」では済まされません。
ただ、むつかしくなったこと自体はどちらかというと、なんだか楽しいのです。

数年前までは、あまり迷うこともなくすいすいとデザインしてたんですよね。
それはそれで良かったのですが、いま考えてみるとそれは物事を知らないからこそ迷わなかったという気もするのです。

スピードで押し切る感じでしょうか。いまはその頃よりも経験を積んだことで見える範囲も増えました。
そうすると、以前はひっかからなかった部分にひっかかるようになって、むしろようやく当たり前のレベルになったのかなと。

それにしても、こうやって環境を変えつつもずっと同じ仕事ができるというのは、なんて幸せなんでしょう。
同じ仕事をして12年目ですがますます楽しいのです。

ここ最近はカメラとか、書体デザインとか、本業とは少し違うことを学んでます。
それがいずれ本業につながるといいなぁ。

ウチヤマ ケンイチ