平成30年11月12日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

人に教えるというのは、本当にむつかしい。

教えるためには、まず自分ができる以上にそのことに対しての理解しなくちゃなりません。
デザインならデザイン、楽器の演奏なら楽器の演奏。いつも無意識でやってることを意識化して、言葉にしなくちゃならない。

そのうえその言葉にしたことを今度は相手が理解できるように伝えなければならない。
自分が分かるだけではだめで、理解が異なる人でも分かる言葉にする。これがまたむつかしい。

そしてなによりむつかしいのは、そんな言語化や伝え方よりも相手を学びたい気持ちにすることかもしれません。

理屈で言えば、相手の間違っていることを指摘して、用意した正しい方法を伝えればいい。
それを繰り返していけば、いずれはこちらが思い描く正しいやり方を覚えてくれるかもしれない。

けれど、実際にはそうはいかないもの。

だって、それぞれに正しいやり方は違うかもしれないし、価値観も違う。
たとえばデザインの方法を人に教えるとき。僕はデザインが好きだけれど、相手は仕事として割り切っていて実ははれほど好きでもないかもしれない。
上から目線の正論を言われ続けたら、相手と話すことすらイヤになってしまうかもしれない。

教えるということは、知識を持っている以上に相手の気持ちや立場が分かることが大切なんだよな。きっと。
そこの部分、僕にはまだまだ足りていないなぁ。

ウチヤマ ケンイチ