令和元年5月30日に考えたこと
振り返りって大切
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
3月で一区切りした書体デザイン。その展示が今週末から始まります。
会場では完成までの制作過程も展示することになっていて、初期の鉛筆によるデザインや、指導の際の赤入れもお披露目します。
誰が見ても流れが理解できるように、ちょうどいま整理しながらファイリングしてるところです。
たった一年の取り組みですが、意外と忘れているもの。
夏過ぎまではなにをすればよいか分からず、ひたすら「ああああ・・・」と五十音を鉛筆で書いていたこと。
年末になってようやくパソコンに取り込むことができたということ。
最後の3ヶ月で文字は一気に変わっていったということ。
そういえば、会社員の頃はプロジェクトが終わったら、こんなふうに振り返りをして共有するのが当たり前でした。
それは組織みんなで次に活かすためなのですが、それは結局自分のためでもあったのです。
正直なところ、もう書体はひとまず作り終えたわけだから、展示のために制作過程をまとめるのは億劫だったんです。
でもいざやってみると忘れてたことがたくさん見つかる。当時は制作に夢中だったから、自分がやってたことを自分でもよく分かってなかったんですよね。
振り返りって大切。そういえば会社員の頃は自分の成果や評価の振り返りと、将来について考える機会が半期ごとにあったっけ。
独立してからやってこなかったな。ひとりの会社だけど、この上期からやりますか。
ウチヤマ ケンイチ