令和元年6月7日に考えたこと

真面目すぎて遅い

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

フェルミ推定という、捉えどころのないことを推定する手法。

たとえば、日本にマンホールはいくつあるかとか、今日世界中で食べられたカレーは何食分かとか。
そういうことを自分の知っている知識と、あとは考え方の工夫で、おおよその概算を出す。
よくコンサルティング会社の面接で聞かれると言われるやつです。

僕は仕事でこのフェルミ推定をよく使います。
情報が不十分な中でスピードが求められることが多いのが仕事。だから否が応でもこういう手法に頼ることになる。そして、なにより推理ゲームのようで楽しいのです。

仕事をなかなか進められない人に話を聞いてみると、こういう手法は使わずに完璧な答えを出そうとしてるようなのです。
たしかにフェルミ推定のようなもので出したざっくりな数字より、実際の数値が分かるなら当然いい。
でもそれってなかなかできないんですよね。時間がかかりすぎるし、なにより時間をかけても出せない数字であることもある。

最近思うのは、真面目な人ほど仕事の進め方がうまくいかなくて悩んでるということ。

それと比べて謎解きをする感覚で楽しく推定しながら、ある意味ではいい加減に仕事を進めている人の方が結果仕事は速くて、評価されたりもする。

こういう進め方でも仕事は進むんだってことを知るだけで世界が広がるもの。
その人の努力や実力に寄らないところは、どんどん皆でシェアしていきたいわ。

ウチヤマ ケンイチ