聴いたことを描写する技術

ニッカオフィスのウチヤマです。

最近、ラジオで野球中継を聴きましたか。
今日は「聴いたことを描写する技術」について。

さっき、ひさしぶりにラジオで野球中継を聞きました。
僕が通っている歯医者さんは働いている人でも通院しやすいように夜間にも診療しています。
その夜間診療中は院長がひとりで対応のため、ひまつぶしのためか院内にはずっとラジオが流れています。
もしかしたら日中もずっと流れてるかもしれませんが。

で、治療中に何気なくラジオを聞いていると野球中継が流れていました。
久しぶりにラジオで野球中継を聴いたんですが、これが全然ついていけない。

ついていけないというのは、聴いていてもさっぱり理解できないんです。
聴いた内容を頭の中で描写してるうちに、もう次の展開が。
スポーツのようなめまぐるしく変化するものを、最初に声だけで伝えようとしたって考えてみたらすごいですよね。

ラジオでの野球中継は、1936年に初めて行われたとのことです。
当時の人はまだまだラジオというメディアにも慣れていなかったと思いますが、ちゃんと理解できたのかなぁ。

「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、音声情報に比べて映像情報にはずっと多くの情報が含まれています。
この情報の差を頭で補足して描写するんだから、聴く方にも高度な技術が必要なはずなんですよね。

インターネットとばかり向き合ってると視覚情報ばかりで聴覚が弱くなりそうです。
もっと聴くチカラも鍛えてみたら、そうしたら世界が違って見えるかもしれないですね。

ウチヤマケンイチ