取りやすいパス。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

世の中の仕事の多くはチームプレイ。
自分ひとりで完結することはほとんど無くて、自分の仕事は誰かの仕事と誰かの仕事の間に挟まってる。
スポーツで言えば、ひとつのボールをパスで繋いで最後にゴールを決めるように。
仕事もそんな感じでパスを繋いでくことが多いものです。

例えば、ある人が用意した書類に、自分がデータを加えて、誰かに提出する。
はたまた、誰かが調べた内容と自分が調べた内容をまとめて、また別の誰かの仕事をサポートする。
仕事によってパスされるボールは違うけれど、そうやって自分の仕事の前後には誰かがいるのがほとんどです。

なのですが、自分に与えられた仕事に夢中になると、そんな風にパスでつながっていることを忘れちゃうんですよね。
そして自分が担当する仕事がなかなかうまくいかない時、つい自分のことばかりを責めてしまうのです。

端から見てると、変なパスを出されたせいでうまく仕事が出来てないって人も多い気がするんですけどね。
そして、まじめな人ほど相手のパスは正しいものだと思い込んじゃってる。

自分も走ることをせず、パスが悪いと文句を言ってたらチームは成り立たないですね。
でも自分が全力で走っても取れないパスを出してきたら、それは相手に伝えた方が良いと思うんです。
チカラ不足の自分がカッコ悪いことはひとまず置いといて、僕も全力で走るからもう少し取りやすいパスを頂戴って言えばいい。

特に、先輩や上司から渡されるパスはなんとか受け取るしかないと思い込みがち。ね、若い子たち。
でも、そんな先輩たちもけっこう適当にパスを出してること多いですよ。
そしてパスを出してる方は出してる方で、自分のパスの上手い下手ってあまり考えてない。
相手にちゃんと取れよって。

相手のせいにせず自分自信が頑張るのは日本人って得意。
お人好しで我慢強い。素敵な部分だと思います。
でもね。それと同じくらいに相手が受け取りやすいようなパスを考える。
それだって日本人は得意なはずなんですけどねぇ。滝川さんも言ってたよ。

お、も、て、な、し。

ウチヤマケンイチ
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