これしかないわ!・・・おにへいもあるわ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

なにかが起きたとき、それに対するアプローチ方法って何通りもある。

僕は趣味で将棋やオセロをやるんですが限られたスペースの盤上ですら、いくらでもあります。
となれば現実の世界では、無限に方法があるのはあたり前な気がします。

こうするしかないってほど、手段が限られてしまうケースのほうが稀。
むしらそんなケースは存在せず、頭を使っていないだけないのかもしれません。

でも余裕がないときや難しい問題に直面すると、ついついそんなことを忘れちゃうんですよね。
そして、「こうするしかない」って。

特にタチが悪いのは「ベストじゃないのはわかってるけど、こうするしかない」なんてやつ。

一見すると覚悟を決めたように見えて、見え方は悪くない。
でもそういう時って、実は思考停止をしているだけの時って多い気がするのです。
いかにも全ての可能性を考え尽くした上で、むしろ被害者の立場に立ってるのような思考停止。
これって周りだけでなく、自分のことすらもだましてしまってる。

どんなに厳しい状況でも、とりうる手は複数あります。
少なくとも「自分自身に働きかける」ものと、「周囲や相手に働きかける」もの。
そう考えれば最低でも2つはある。

思考停止しているとき、僕のアプローチはたいてい「周囲や相手に働きかけよう」としてる。
自分のほうにはベクトルを向けず、周囲や相手に矢印が向けて突き刺そうとするばかり。

とりうる選択肢は多ければ多いほど良い。それはより良い可能性を残しているということだから。
もちろんそこから選べるのは1つだから、選びきれなく溺れてしまうほどの選択肢を出すのむしろ良くないのかもしれません。
コンビニエンスストアでも商品の種類が豊富すぎると客が1つに決めきれなくて売上が逆に落ちるそうです。

でも、大抵の場合それはあまり心配しなくて良いように思えます。
選べないほどの選択肢なんてまず出さずに、考え尽くしたような顔してすぐに楽な方に進んでくから。
選びきれないほどの方法を考えようとするくらいがちょうど良いんじゃないかって。

さて、今週も今日で折り返しですね。
いつもと同じようにはじまってる今日も、いくらでも選択肢があることを忘れずに。
莫山先生も「これしかないわ」の後すぐに撤回して「おにへいもあるわ」って言ってたし。

ウチヤマケンイチ
---
いつも読んで頂きまして、ありがとうございます。
ご意見、ご感想をコチラからいただけるとうれしいです。