速く走るにはコツがある。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

足が遅い子どもでも、下を向かずに前を見るように意識するだけでタイムが伸びるそうです。

なぜそれで速く走れるのかなんて理屈は抜きにして、とにかくそうすれば速くなる。
そんなコツのようなものって、世の中には結構あります。
もちろん、トップアスリートになるにはまたまったく違った訓練が必要なわけですが。

今日は「仕事をはやくするコツ」を講義しました。
受講生は毎日多忙に働いているウェブディレクターさん、デザイナーさん、プログラマーさんです。

速く走れなくても実生活ではそんなに困りません。
でも、職場の仕事にしても家事にしても大人になったら働かければならない。
だから、ただフォームを知らないだけで仕事が遅くなっているのであれば、それはもったいないと思うのです。

かれこれ五年くらい前でしょうか。
僕は、毎日、毎日、「もうダメだ」と思うほどに忙しい時期がありました。
仕事が溢れまくっていたのです。今回の講座はそのときの経験を踏まえてつくったものです。

その時の自分の経験や周りの人を見て気付いたこと。
それはなにも頭が良さや経験だけが仕事のはやさを決めるのではないということです。
前を見るようにするだけで速く走れるのと同じ。仕事をはやくするにもコツみたいなものがあると思うんです。

本来は働き方なんて自由です。
本当であれば効率が良かろうが悪かろうが、早く終わろうがじっくりやろうが。
それは自由だと思うのです。

ただこの世の中、苦労をしたり大変な思いをすることが美徳みたいな風潮がある気がします。
でも、今ある苦労を解消すれば、もっと別のところで苦労できる。
そのほうが結果として、仕事の価値を高められると思うんですよね。

内容は毎日の予定の立て方からドキュメントの作り方、あとはパソコンの設定や合意形成の仕方までさまざまです。
全部で112つの行動指針が書いてあって、まずはなにも考えなくても行動にうつせるようになってます。

人って真面目だから、ついつい自分の頭で理解をしようと思ってしまいます。
でも、即効性があるのは、愚直に行動を変えてしまうこと。素直に人の真似ができる人は、ほんと強い。
今日の講座で誰かの仕事に対する見方が変わるきっかけになったならいいなぁ。

僕も今年は今まできなかったことに挑戦しているのですが、まずは愚直に行動だけでも変えられるように頑張ってます。

余談ですが本日の受講生の中には、二年前に同じリストを使って直接指導をした人が二人いました。
今日、講義後に個別にメッセージを貰ったのですが、今もきちんと習慣になっている部分があるとのこと。
こうやってちゃんと続けてもらえると、やってよかったと思うのです。

よし、明日からもがんばってこ。

ウチヤマケンイチ
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