アートに触れる。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日はこれからヨコハマトリエンナーレに行ってきます。
3年おきに開催されている現代アートの祭典です。

デザインに比べて、アートはむつかしい。

僕は日ごろデザインを仕事にしているので、デザインについてはそれなりに勉強しています。
けれど、同じように手を動かしグラフィックやビジュアルで物をつくる分野でもアートというのはむつかしい。

誤解を恐れずに言うと、デザインは何かすでにある問題を解決するためのもの。
そして、アートはそれ自体が目的で何かを表現するための手段。

ウェブデザインにしても、プロダクトデザインにしても、それが生まれる前にはだいたい既に課題があります。
その与えられた課題に対してデザインで応えるわけなので、アートに比べれば答えが用意されている学校のテストに近い。

それに比べてアートは、課題も解答も与えてもらえない。
美術館にあるその多くの作品がそうであるように、誰かから与えられた明確な課題が無いのです。

そういえば高校を卒業する頃、僕は海外で現代美術を学びたいと思っていた時期がありました。
それが、ただの憧れだったのか、受験勉強からの逃げだったのか、それとも本気で思っていたのか。
今となっては分かりません。

ただ、いまだにアートはやっぱり好きで、こうやってたまに触れに行くのです。
現在はアートとは似て非なるデザインの世界にいますが、アートは今でも刺激を与えてくれるものの一つ。
自分の地元で、こうしたアートの祭典が開催されるのはありがたいことです。

さて、それでは行ってきます。
今年のヨコハマトリエンナーレはなにがあるだろう。楽しみだ。

ウチヤマケンイチ
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