誰かの影響。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

人の影響って大きい。

僕は人の影響をけっこう受けるタイプだと思います。
影響を受け易いというわけではないのですが、すごいと思う人からは強い影響を受けるんです。
それは自覚のありなしにかかわらず。

今日、久しぶりに昔の上司と打ち合わせをしました。
社会人になったばかりの頃の上司、いわば仕事における師匠みたいな人です。

その師匠からはものすごくいろいろな影響を受けました。
今だに当時の打ち合わせでの話し方や考え方、あとは事前の準備をしている姿なんかも鮮明に覚えてますからね。

鳥は産まれて最初に見たものを親だと思うと聞いたことがあります。
それと同じように、社会人のスタートした頃に出会った人の影響は大きいように思えます。

社会人になるとたくさん出くわす、初めてのシーンや初めての立場。
そういう、未知の状況はどうやって突破したらいいのか。
社会に出たばかりの時というのは年齢は成人していたとしても、産まれたばかりの赤ん坊のようなものです。

3年半振りの師匠との打ち合わせ。
なんだか必死に自分のスタイルを探していた頃を思い出しました。
そういえば最近は、自分のやり方に固執していたなぁと。

いつも、どの時点でも、自分なりのやり方というのはあって、あたかもその時が自分の完成形のように思ってしまう。
その時の自分にとって人生は今と過去しかなくて、先のことはまだ知らない。
だから、それは当たり前といえば当たり前なのですが。

けれど、先に進んで、過去を眺めてみると、その時というまだまだ道の途中なんですよね。
だから今も自分のやり方に固執せずに、ちゃんと周りからの影響を受けないとなと。

そういえば、また社会人になって7年半しかたってなかったのか。
人生の4分の1も自分の稼ぎで生きていないなんて。
物理的にも、精神的にも、自分というのは周りの人たちにつくってもらったものだな。

誰の影響も受けていない純粋にオリジナルな人なんて、ありえない。
それどころか、自分のほとんどは誰かからの借り物だ。

でもそれでいいのだ。

ウチヤマケンイチ
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