何もない場所をつくる。
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
今度うちのオフィススペースの中に、何もない場所をつくろうと思ってるんです。
今のオフィスに引っ越してきてもうすぐ四年が経ちます。
けれど、リフォーム途中の部分もあっていまだにフロアは雑然としています。
元々、僕は物を捨てられない性格ということもあってオフィスには物が溢れています。
仕事道具はもちろん、おもちゃに雑誌、ついでに小学校のときの教科書まで。
そんな感じなのですが、今回あえて「何もない場所」を用意しようかと。
本棚や収納は隙間なく埋めてしまうのではなく、余白をつくることが大切だと言われています。
そうしないと、新しいことがなかなか入って来づらくなるんだって。
であれば建物の中にもそんな余白を用意すれば、なにか変化が起こるんじゃないかって。
アートディレクターの佐藤可士和さんをはじめ、多くのクリエイターのオフィスには余白がたくさんあります。
大きなテーブルだけが置かれた部屋や、何も置かれていない広い床。
広告ビジュアルやデザインを確認するときは、そんな何もない空間が使われるんだって。
何もない場所なんて、都心に住んでいたら贅沢な話かもしれません。
けれど横浜までくれば比較的広い物件も多くので、頑張ればそんなことも可能だと思うのです。
そして、それくらい「何もない場所」をつくることって、価値のあることなんじゃないかと。
ニッカオフィスビルは、三階と四階がオフィススペースになっています。
そして今回、三階をまるごと何もない場所にしてみようかと。
オフィスの一部の壁を壁面収納にして、必要な物は全てそこに隠してしまおうかと思ってます。
本当は見せる収納が好きなのですが、あえてその場所だけは徹底的に隠す収納にする。
物に囲まれているのが好きで、僕の机や生活空間は物が溢れかえっていますが、さてどんなことが起こるやら。
まずは、壁面収納をつくるところから。
いままでにも数回リフォームをしていますが、家具を買うのに比べてリフォームは慎重になりますね。
早くやりたいという気持ちを抑えつつ、良い仕事をしてくれる職人さんをまずは探してみようと思います。
ウチヤマケンイチ
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