自分がサンタ。
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
今日はクリスマスイブですね。
なんだか大人になってからというもの、クリスマスが全然クリスマスっぽくなくなってきたなぁと。
ほんとは、もっとワクワクしたいんですけどね。
子どもの頃はクリスマスといえば、そりゃもう一大イベントでした。
それが年々特別感が薄れてしまい、気づけば普通の日になっていました。
クリスマスだけじゃなくて、年末年始なんかもそうなのです。
全ての大人がそうではないと思いますし、お子さまがいる家庭はまた少し違うのでしょうけど。
大人になったみなさん、どうでしょうか。
なんでだろうと、考えてみたんです。
大人になって、冷めてしまったからか。
それとも、他のことで忙しくなったからか。
いや、ちがう。
きっと、大人になったから自分でコントロールできることが多くなってしまったからだと思うんです。
クリスマスという特別な日に期待をしなくても、願いは叶うようになった。
むしろ、自分では叶えないと、待っててもその日はこない。
子どもの頃はクリスマスにしかできないことが、それはもうたくさんありました。
例えば、プレゼントをもらったり、ケーキを食べたりもそう。
女の子をデートに誘う口実にしたりするのなんかもそう。街全体が、もうそんな雰囲気だから。
自分の力でなんとかならないことを、クリスマスというイベントに託したわけです。
その日だけは、周りが後押しをしてくれる特別な日。
だからクリスマスを、ワクワクしながら待った。
その上、子どもの頃はサンタの存在まで信じていたわけで、そりゃもう特別なこと。
普通の日にサンタを呼ぶなんて発想は子どもの頃はなかったです。
サンタを呼ぶなんてことは、自分の力ではどうにもできない。
大人になってからは、欲しいものはクリスマスに限らず自分で買うもの。
デートの誘いだって、ケーキを食べるのだって、クリスマスの力を借りなくたってできるようになる。
自分がサンタなんですよね。
年末年始もそう。
いつもは仕事でなかなか家にいない父親が家にいたりする。
やってるテレビ番組もいつもと違ったりして、周りの全てがその日は特別でした。
それが自分が働き始めたらむしろ、自分が外に出てますからね。
そうやって、様々なことを自分でコントロールできるからこそ、特別な日に期待しなくなってしまったんじゃないかって。
コントロールできないことは不自由なこと。
でも、そっち方が同じことでももっと大切に思えることがある。
また、サンタを信じられるといいな。
自分でコントロールできない世界も、それはそれで幸せなことなのだ。
ウチヤマケンイチ
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