裏のお寺の大きな木。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

うちのオフィスの裏にはお寺があります。
そこには大きな木が何本も生えていて、季節ごとにいろんな姿に変わるんです。

春に一気に葉をつけて、夏に蝉がやってきて、冬は葉が落ち枝だけになる。
中には桜の木もあって、春はとてもきれいです。
その多くは何の木なのか知らないけれど、オフィスからも自宅からも見えるお気に入りの風景。

その中でも一番大きな木に、先日ちょっとした事件が。
ある日いつもの風景を眺めていると、なんだかさっぱりしていることに気付いたんです。

よく見ると、一番大きな木に職人さんがハシゴをかけていて、枝葉を順に切り落としていました。

もしかしたら、このまま切り倒されてしまうのかな。
ここ何日かずっと心配をしていたんです。

結局、その木は切り倒されることはなく枝葉を調整されただけでした。
枝葉の調整のことを「剪定(せんてい)」というのですが、調べてみると幹だけを残すような大胆な剪定もあるみたい。

住宅地の中にある木々は、どうしても人と共生しなければなりません。
伸びすぎた枝葉が建物の邪魔になることもあるし、他の木々への光をさえぎることもある。
そして、落ち葉は人が掃除をしなければならない。
のんきに4年間、借景としてただ眺めていた僕はそんなことにも気付かなかったのでありました。

切り倒されなかったものの、すっかりほっそりとした木。
それでも、剪定した後も季節がくるとまた芽をだして成長していくんだって。
これからどんな風に姿を変えていくのかな。楽しみです。

いずれは僕も自分のアトリエの庭に桜の木を植えたいと思ってるんです。
普段は風景と化してる街の木々も、人が手間をかけているから共生できているんだな。

とりあえずは、切り倒されなくてよかった。
勝手に、ほっとしているのでした。

ウチヤマケンイチ
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