伝え方次第。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

さっき見ていたバラエティ番組。

おもしろ映像のコーナーで、外国の子どもがくねくねと曲がった長いすべりだい台を滑っていました。

流れる音楽はコミカル。
カーブで大きく身体を揺らしながらすべり、最後は勢いあまって着地でこけてしまう。
確かに危なっかしい子どもの動きもかわいいし、着地の後のずっこけもかわいい。

とはいえ、途中カーブの部分で身体が宙に浮いているし、ずっこけも結構なスピード。
もし、同じ映像にシリアスな音楽やコメントで紹介したらならば、きっと虐待の映像にも見えたんだろうなと。

周りの意見や、仕立て方、伝え方。
それ次第で同じ現象だっていくらでも印象は変えられるもの。

さっきの映像も確かに危険な面もあるけれど、楽しい面もある。
そうやって、さまざまな面を持っているものであれば、いくらでもコントロールできるなと。

実際のところ、すべり台をすべる子どもが怖がっていたのか、楽しんでいたのかは映像からはわかりませんでした。
だから真実はどういうものだったのかは、きっとその場にいないとわからないし、その場にいてもわからないのかもしれません。

そういえば、こないだ贈り物について話したこと。
贈り物って贈る物の価値だけじゃなくて、相手に渡すときに、その背景とか、想いを添えて伝えるとその価値が大きく変わるなって。
歴史があるものなんですよとか、うちでも何度も買っているものなんですよとか。

このどれもが、ブランディングだなって。
いまあるものにストーリーやイメージを添えて、相手に届ける。
その届け方次第で、内容までも変えてしまう。

対象の良いところ見つける。
そして、そして伝えてることで正しい価値、もしくはそれ以上のものを引き出して相手に知ってもらうこと。

もう今の世の中には、良いものが十分なほど溢れていると思っています。
だから、それをどうやって知ってもらうか、どうやって相手に伝えるかが、とても大切だと思うのです。

伝え方でどうにでもなってしまいそうなその映像を見て、ふとそんなことを思ったのでした。

ウチヤマケンイチ
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