エネルギー源。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

日頃デザインをしている僕。
時々、アーティストに対してものすごい憧れを感じる時があります。

絵画、彫刻、バンド、ダンス。
古典アートに、現代アート。そして、メジャーも、マイナーも。

表現方法はなんであれ、アートやアーティストから溢れ出ているエネルギー。
それに向き合うとこっちまでエネルギーをもらえる。

デザインって、アートと似ているものだと思われることが多いのです。
たしかに重なる部分もありますが、本質的な部分はまったくの別物だと思ってます。それは前にも書いたとおり。

アーティストは自らがエネルギー源になってる。
伝えたいことや想いが溢れ出ていて、なんだろう、特有の力強さってものがある。
芽吹きかけの若葉のような、爆発寸前の花火のような。

デザインっていうのは目的を達成するために存在するもの。
僕はそう思っています。
だからエネルギーの起点は、基本的には外にある。

自らがエネルギーの起点になっていて、モチベーションの源になっているなんて。
それってなんて素敵なんだろう。

今朝、久しぶりにブルーハーツの曲を聴きました。やっぱり凄いなと。
僕はブルーハーツ世代ではないけれど、彼らの音楽は特別なものを感じます。

伝えたいこと。表現したいこと。
それはもう、抑えきれないものが、全体からビシビシと伝わってくる。

僕らの世代で言えば、GOING STEADYというバンド。
言ってることや、やってることはしょうもないし、メジャーの中心にはいられないかもしれない。
けれど、エネルギーというか、動機というか。もうなんだろう、狂気的なんですよね。

僕がヒップホップが好きな理由も同じ。
エネルギーがそこにあるから。

売れるように作られた音楽。
ヒットチャートを飾るような、ロジカルにつくられた音楽。
それももちろん良いんだけれど、そもそも土俵が違うんですよね。

そしてデザインというのは、そんなロジカルにつくられた音楽に近い存在な気がする。
だからこそ、ついアーティストに憧れを感じる時がある。

何かに突き動かされている人の目つき。そオーラ。意志の強さ。
借り物のエネルギーや理屈では、表現できない感動がある。
理責めでは生めない感動がある。

僕の仕事はデザインをすることです。
だからこそ、どこかでアーティストに憧れているのだろうと、ふと思うのでした。
毎日ブログを書いているのも、そんな憧れがどこかにあるからなのかもな。

それでも、僕はデザインが好き、
だから、明日もそれをやるけどね。

ウチヤマケンイチ
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