地中の蝉。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今朝、自宅の裏のお寺の方から、蝉の鳴き声が聞こえてきました。
そういえば数日前に横浜も梅雨明けをしたそう。いよいよ、夏ですね。

でも実は数週間前にもう、今年最初の蝉の鳴き声は聞いてるんです。

その頃はまだ、梅雨の真っ最中。
都心のとある公園の前を通ったときに、その公園からだけ聞こえてきました。
その日はたしか猛暑だったから、きっと暑さで勘違いした蝉が地上に出てきてしまったんじゃないかな。

蝉といえば夏。
そして成虫での命が短いことと、土の中に長くいることでも有名です。
地上にいるのは10日程なのに、地中にいるのは7年とも言われてます。

だとしたら、地中にいる間に地面をアスファルトやコンクリートで埋められてしまったらどうなるんだろう。
もう子どもの頃からずっと聞いてきた、ちょっと心配な話です。

調べてみると、日本の道路の舗装が進んだのは今から50年ほど前のことだそう。
その頃には多くの蝉が地上に出てこれなかったのかなぁ。

都心はもうほとんどの道路がもうずっと前から舗装されてる。
だからここ最近は、都心では地上に出られなくなった蝉も少なそうですが。

でも調べてみると、知らなかった事実が判明しました。
どうやら蝉の幼虫というのは、そもそも木の根がないと成長できないらしいのです。
木の根から栄養をすって成長するんだって。

だから、そこら辺の道路の下には蝉の幼虫がいて、それでいきなり地上に蓋をされてしまって出てこれなくなった。
そういうのは、実はないっぽい。

もっと言うと、そもそも蝉の幼虫って最初は地上で生まれるらしいのです。
そして、木をつたいながら自ら地上に潜るんだって。知らなかった。

知らないことって、身近なところにもまだまだたくさんありますね。
とりあえず、ずっと気がかりだった「蝉の幼虫が地上に出てこれない問題」。
それが、意外と起こってないっぽいので良かったです。

さて、蝉が鳴けば本格的に夏。
今年の夏はエアコンに頼りすぎてる気がします。

近々、風鈴でも買いに行こう。
あの軽やかな音でも聞いて、すこしでもエアコンから離れてみようと思うのです。

ウチヤマケンイチ
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