人と違うことをしてきた。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近、就職活動中の学生さんによく会うんです。

目的はOB訪問みたいなもの。
僕がどんな仕事をしてるかとか、学生さんのやりたいことはどんなことかとか、そんなお話をするんです。
あと僕が描いている今後のキャリアについてなんかも。

いろんな学生さんに会う。
すると多くの学生さんが僕と似たような考えを持っていることに気付くんです。

もちろん学生さんによって考えていることも志向も三者三様。
なのですが、僕と共通する部分が実に多い。

たとえば、ネットだけじゃなくて「物」もデザインしていきたいとか。
たとえば、建築学科で得たスキルをメディアデザインに活かしていきたいとか。
たとえば、デザインだけじゃなくてビジネスも考えられるようになりたいとか。

もちろん、僕と似た志向を持ってる学生さんだからこそ、縁あって僕を訪れてくれているというのはあるのでしょうけど。
それにしても、僕がやりたいと思っていることは、多くの学生さんも思っているんだなって。

僕は人と同じことをやって勝負に勝てるほど、優秀でもなければ、根性があるわけでもないのです。
そのことは子どもの頃からナチュラルに分かっていて、だからこそいつも人とは違う道を選んできました。

真っ向勝負を避けてきたんですよね。

受験では東大と美大を同時に目指してみたり。
建築を学んだのにネットの世界に飛び込んでみたり。
サラリーマンをやりながらもダブルワークをしてみたり。

あと、目立つ身なりをしたり。毎日同じ格好にしてみたり。ブログを書いてみたり。

でもそれも、いつの間にかありきたりなってしまってた。
いや、それとも昔から実はありきたりだったのかもしれませんが。
どちらにせよ、今の自分の考えがごくごくありふれたことだと気づく。

真っ向勝負では勝てないからこそ、してきた工夫。
気付けば歳も重ねて、安定してきて、そんな風に工夫することを忘れてた。

安定にあぐらをかいてちゃいかん。
同じ土俵で戦ってたら、やっぱり負けてしまうぞと。

別に周りの人たちと勝負をしているわけじゃないけれど、自分だけの価値があれば誰とも戦わずに済む。
そうすれば、それだけで物事ってスムーズに進むことも多い。
スムーズに進めば、時間もお金も得られるし、いろんな経験ができるし、そうすれば他のことに挑戦する余力も生まれる。

もっとユニークな道を見つけます。
昔みたいに、うまく逃げられる道を見つけられるようにもっと嗅覚を研ぎ澄ませて。

別に勝負を避けて、楽をしたいわけじゃないですよ。
けれど、自分が上を目指していくには戦わずに進んでいける人と違う道だなと、改めて思うのでした。

ウチヤマケンイチ
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