夕焼けに気付けない。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

こないだ、仕事をしてたとき。
一緒にいた仲間が、ふと窓の外を見てひとこと。

「おっ。今日は夕焼けがきれいだ」って。

今日が特別きれいなのか、それともいつもは気付いていないだけなのか。
デスクワークをしていると、気付いたら暗くなってる毎日です。

「あー、もうこんな時間か」って。

仕事場に大きな窓はあるんですけどね。それでも見ていない。
目の前の画面に夢中になっていて、視界に入っていても、それになかなか気付かない。

そのうえ、蛍光灯の存在感。
オフィスでの蛍光灯の役割はとても偉大で、昼間でも、真夜中でも、台風のときでも、いつも同じ環境にしてくれる。

一方で屋外でやる仕事。
たとえば、農業にしても、大工仕事にしても、それこそ太古の狩りにしても。
そういう仕事をしていれば、時計なんて見なくたって、仕事の中に自然と時間が感じられる。

暗くなったら昼間のように仕事はできないし。
あと周りに対する音とか、自然を相手にしていればそのリズムなんかもある。

デスクワークって、もう一日蛍光灯の下で働いている。
だから、時間を知ることのメインは時計になる。
時間の流れを身体で「分かる」のではなくて、頭で情報として時刻を「知る」という感覚。

だからこそ夜遅くまで仕事をすることができて、それが便利だし、それを望んでる。
ただそれこそが原因となって、人としてのリズムが狂ってしまうってことも、あると思うんですよね。

そういえば最近聞いたのは、暗い場所で本を読んでも別に眼なんて悪くならないらしいってこと。
子どもの頃は、暗いところで漫画を読んでいたら怒られたもんだったけどなぁ。

だから、デスクワークだって、電気をつけずにやってもいいんじゃないかなって。
デスクワークだって、室内の明るさは、屋外の明るさと一緒にする。
なるべく窓際で仕事をするのもいいし、なんなら外でパソコンを開いたっていい。

外の仕事も、内の仕事も、同じ人間がしてるんだから。
なんだか、そのほうが自然な気がしたのでした。

ウチヤマ ケンイチ
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