じいちゃんと将棋。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

しばらく待てば、オフィスに立派な将棋盤と駒が届くことになりました。
なんだか、ひさしぶりにモノでわくわくしてます。

今年のふるさと納税、寄付先を山形県天童市にしたんです。
将棋の駒といえば天童市というくらいに、将棋駒の生産で有名な地域。
そんな土地柄もあり、ふるさと納税で寄付した際の特典が立派な将棋盤と駒のセットだったのです。

届くまで10日~60日前後とのこと。早く届かないかなぁ。

そういえば、子どもの頃の話。
友だちがみんなで野球やドッジボールをする中で、僕はもくもくと将棋をやってました。
外で遊ぶよりも室内で工作をしたり、ゲームをする方が好きだったんですよね。

小学校のクラブ活動も将棋クラブだったし、休み時間にやろうと学校に小さな将棋盤も持っていってた。
そしてなにより好きだったのは、一緒に暮らしてたじいちゃんと指す将棋でした。

学校から家に帰って、じいちゃんの部屋に行き、じいちゃんと将棋を指す。
強くなる方法や戦術を教えてもらいながら、ちょっとずつやれることが増えていく。
そのことは、考えることや成長していくことの楽しさを教えてくれました。

ただ、じいちゃんはほんとに強くて、結局一度も勝てなかったなぁ。

最近、仕事をしていると、この夢中で将棋を指してたときのことを思い出すんです。
なんだか、同じ頭の使い方をしてるなって。

将棋って、相手がどう差してくるかもわからない中で自分の手を指す。
盤の駒も動かせず、相手が指すであろう手を想像して、最善の手を指していく。
実際に相手が何を指すかは分からないから、予想外の手を指されれば今度はそれにあわせてこちらの動きも変えていく。

日々行う、仕事の計画。
僕が日頃取り組んでるプロジェクトは、長い時は数年続きます。
そこで必要になってくるのは、自らの頭の中でプロジェクトを先まで進めること。想像をすること。
これができなければ目の前のことに追われてしまって、常に後手に回ることになる。

当時、自分が将棋を指しながらじいちゃんから教わったこと。
それは今日の仕事にも活きていると思います。

遊びも、仕事も、勉強も、別にしんどいだけが身になるわけじゃないんだよなぁ。
物心がつくたくらいの子どもの頃に、大好きなじいちゃんと楽しみながら覚えたこと。
それは大人になった今も、ずっと僕を助けてくれてます。

ウチヤマ ケンイチ
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