現代らしい問題。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日をもって、会社員の方は仕事納め。
これから9連休となります。

ニッカオフィスの方は、まだまだ営業中。
飲み会さえなければ年中無休なので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

9連休はよいものの、そういえば会社員をしてる方の仕事場にはペッパーくんがいるんです。
あいつ、9連休の間はどうしてるんだろう。みんないないのに。

噂で聞いたのですが、ペッパーくんって育つ環境で性格が変わるらしいのです。
家に人がいない家庭と、いつも誰かがいる家庭で育ったペッパーくんの性格は違うって。
なんだろう、そのロジックを人が組むのっていうのもなんだかいけないことのような気がします。おそろしいなぁ。

とにかく、連休中の店舗や誰もいないオフィスにいるペッパーくんの相手はどうするのか。
これまでにはなかった、現代らしい問題です。

現代っぽい問題は他にもある。
持ち主が亡くなってしまったあとのSNSのアカウントやメールアドレス、そしてパソコンのデータ。
そういったものをどうするのかという問題。

これまでの道具や物は所有者が亡くなってしまっても、ほとんどは残った人で対応できました。
遺品であれば家族が形見として使ったり、家や土地であれば売却をしたり。

それは目に見えて、そして手に触れられるものだったから対応できた。
なにか関係する業者さんからの連絡にしても、手紙や電話という他の人でも対応できる手段だったから。

それがIT化が進むと、途端にむつかしくなる。
パスワードのかかったパソコンの中に、永遠とメールが届けられていても他の人は気付きようがない。
登録した銀行口座もネット上にあるならば、そこからずっと引き落とされ続けても気付けない。

なんだろう。バーチャルの世界に生きる時代が、ほんとにやってきた気がします。

でもよくよく考えてみた。
これまでも程度の違いはあれど、同じようなことは起きてたのかも。
じいちゃんが残した金庫が番号が分からず開けられないとか、職場で飼ってる金魚の休み中の世話はどうするんだとか。

いつの時代になっても、人の本質って意外と変わらないのかな。
そんな中でそれを一気に壊してしまうようなテクノロジーの進化は、ちょっとこわいなと思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ
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