事実と思い込みの差ってなんなんでしょうね。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

信じている状態は、強い。

その人が信じていることは、その時点では事実よりも事実。
もし信じていることと現実が違っていたら、まずは現実を疑うだろうから。

信じてる状態が他人とずれているとき、それは「思い込み」なんて呼ばれたりします。
ただ他人からすれば思い込みであっても、当の本人にとっては事実だったりするからおもしろい。

それが進むと洗脳のような状態になる。
信じてる基準が別の基準を生み出して、もう他の人たちとは全く違う世界に生きてるなんてこともある。

でもこの思い込み、別に悪いことじゃないと思うんです。
信じてるうちに現実の方が近づいてくることもあるし、信じてるからこそ幸せが保てる場合もある。

たとえば、サッカーの本田選手の話。
まだまだ下手だった小学校の時から、自分は世界一になると思っていたそう。
ポジティブな思い込みは「自信を持つこと」とも言い換えられる。

また事実は変わらなくても、思い込むことで直接幸せになれることもある。
たとえば、決してかっこいいとは言えない男でも、自分はかっこいいと思い満足している。それは幸せなこと。
自分はかっこよくないと、卑屈な気持ちになるよりも。

けれど、この思い込みが自分の外まで及んで、不満を持ち始めると具合が悪い。
なんで評価されないのかとか、なんでモテないのかとか。
思い込みは周りからすれば自信過剰に見えたり、被害者意識の種にもなる。

そもそも、事実と思い込みの差ってなんなんでしょうね。
僕は、実は思い込みなんてものは存在しないのかなと。
人それぞれに、異なる事実があるだけなんじゃないかななんて思ってます。

だからこそ、それぞれに見えてるものというのは、互いに尊重されるべきなんだろうと。
信じているうちにそれが現実になるというのは、想いが人に伝わったとも言えるのかもしれない。

もっと、いろんな価値観を大切にしていきたいです。

ウチヤマ ケンイチ