いつでも敵地の中に飛び込む勇気を、持っていたい。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

誰かに批判をされたり、自分の意見に反対されること。
つらいし、落ち込むものです。

一方でサービスをつくるときはお客さんの不満に耳を塞いでしまうと、大切な意見を聞き逃すことになる。
良いサービスというのはたいてい反対意見や率直な意見に耳を傾けるというプロセスを大切にしている気がします。

そういえばFacebookを見ていると、その多くは同意のコメントだなって。
誰かが世の中に対する考えなどを投稿すると、そこに「同意します」とか「まさにその通り」とか、そういうコメントがずらっと並ぶ。
あれってなんだか、見ていて気味が悪いなって。

Twitterなら、同じことを投稿しても様々な意見が飛び交う。
それは意見を言う側とコメントをつける側が、友だちとは限らないからだと思うんです。

だからサービスや意見を磨きたいのであれば、それは「外」に向かって叫んだほうがいいんだろうなって。
喧嘩したり、批判も食らうような、相手の土俵で叫ばないとそのサービスも考えも磨かれない。

人に賛同してもらったり、同調してもらえることはうれしいし心地も良い。
でもそういう場所でずっと暮らしていたら、だんだんと裸の王様になってしまう可能性がある。

僕もやっぱり、人からは批判されることは嫌です。でも同時に必要なことだと、切に思う。
日頃からサービスを世に出したり、僕の考えや想いをブログやSNSで投稿しています。
それをもっと、心地の良い場所以外でもやってみようと思うのです。

仲間たちに共感してもらったことを自信にして、もっと自分を色々な場所でさらしたい。
自分自身も、そして自分がつくったサービスやデザインを否定されることもつらいけど、どんな意見を受け止められるようになりたい。
自分は正しいという幻想を捨てられるなら、素直に受け止められるのかな。

いつでも敵地の中に飛び込む勇気を、持っていたい。

ウチヤマ ケンイチ