サービスや体験に対してお金を払うこと。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

自宅のお風呂とトイレの掃除。
これを昨日、初めてプロの方に頼んでみたんです。

これまでは自分の家の仕事を外の人にやってもらうことに、ちょっと抵抗があったんですよね。
なんだろう。自分でもできることをお金を払って誰かにやってもらうのは、怠慢なんじゃないかという。そんな感覚があった。

でも、前に友人が利用してとても良かったという話を聞いていたんです。
あと自分では落としきれない汚れもあるし、日頃なかなか時間もとれないし。
そこで初めて頼んでみることにしました。

自分でもできること。
そのどこまでを自分でやって、どこまでを誰かに頼むのか。いつも迷うところ。

元々、僕は家事に限らず、サービスや体験に対してお金を払うということが気乗りしないタイプ。
たとえば、マッサージやタクシー、あと入場料や雰囲気の良い割高なお店なんかも、そういうのもあまり気が進まないんです。
最近はもう、考え方が変わったんですけどね。

前に、デザインの原価について書いたことがあります。
僕自身がそうなので気持ちはとてもわかるのですが、サービスに対して対価を払うという意識はまだまだ低い人が多いなって。

でも現代はもうモノは溢れているし、値段も低いところで停滞したまんま。
100円ショップの商品の充実度、本当にすごいじゃないですか。

だからこれからは掃除をしてくれたり、情報を提供してくれたり、場を使わせてもらったり。
そういうことに対してお金がどんどん動かないと、きっと経済はねじれてしまうんだろうなと思うんです。

まずは僕自身がお金の使い方を上手になろう。
時代に合った健全なお金の使い方を覚えようと思ってます。

そうしないと自分の暮らしもつまらないし、誰かの仕事にも貢献できてないなって。
そんなことを思ったのでした。

あと、よく考えてみたら僕自身の仕事が、思いっきりサービスで対価を得ている商売でした。

ウチヤマ ケンイチ