「何が好きか」とか「どこで感動するか」とか。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日、テレビで東京マラソンの中継を見かけました。
イベントだけかと思っていたんですが、テレビ放送もしてるんですね。

番組はカジュアルな”24時間テレビ”といった雰囲気。
ランナーのエピソードと交えながら、ほっこりするようなストーリーが描かれていました。

僕は元々、この手の番組をつい斜めに見てしまっていたんです。

なんで他人が走るのを見て、それで感動するんだろうって。
わざわざ感動をさせようとするストーリー展開も、なんだか苦手でした。駅伝とか、あと高校野球なんかもそう。
でも実際に、そういった番組が好きな人はいるし、そして感動をしている人もたくさんいるんですよね。

この「何が好きか」とか「どこで感動するか」という、その人の根底に流れる感性の部分。
そこに物を申すことがいかに意味のないことかと思うようになってからは、そういった番組も普通に見るようになりました。

そういえばこの1ヶ月。
会社員の方が休暇をもらえるという話をしたほとんどの人に「どこに行くんですか?」と聞かれたんです。

長期の休みといえば旅行。特に海外旅行というのはもはや一般的な傾向みたい。
でも僕としてはせっかくの休みであるからこそ、何もしなかったり、日頃はできない細々とした仕事をやりたいんです。
逆に、そこまで海外旅行って楽しいですかね、とすら思ってしまう。

でもこれもその人の好みの話。
だから、どちらが正しいのかを明らかにすることはなんの意味のないこと。
もちろんマーケティングとして見るならば、この世の中にはどっち派の人がどれくらいの割合いるのかという”正解”があるけれど。

人の好き嫌いはほんとに多種多様。だからこそ豊か。

時にあえて意見の違うディスカッションするのは楽しい、でもそれは視野を広げるためにやるもの。
1つの答えを出したり、答えを相手に強いることは意味がないなと、そう思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ